早速、判読に入りたいところですが、脳波の判読には必ずマスターしなければならないものがあります。それが周波数と振幅です。周波数とは要するに波の幅、振幅とは波の高さになります。周波数を詳しく言うと「繰り返される波が1秒間に何回含まれるか」ということになります。では先ほど準備したスケールとポケットカードを出してください。
まずスケールを見てください。左側に数字、横に四角いマス目のある図がたくさん載っていると思います。これを波に当てはめて周波数を測ります。まずは次の図2のデルタ波の所を見てみてください。
図2 デルタ波
デルタ波の波と波の間が3と書かれたマスに入っていると思います。つまりこの波は3Hzとなるわけです。ちょうど波の谷と谷のところにマス目がくるように測ってください。以下おおまかな目安を記載しておきます
デルタ波 1~3Hz
シータ波 4~7Hz
アルファ波 8~13Hz
ベータ波 14~30Hz
ちなみにデルタ波とシータ波を合わせて徐波といいます。要するにどちらもゆっくりな波ということですね。そして14Hz以上の波を速波といいます。なのでベータ波は速波になります。
次に振幅を測りましょう。スケールの右上に定規のマス目のようなものが書かれていると思います。単位はμVです。同様にデルタ波で振幅をチェックしましょう。ただし、ここで注意点があります。脳波では谷と谷が必ずしもフラットになるとは限りません。そこでまずは谷と谷を線で結びましょう(図3参照)。
図3 下線
そして頂点から垂線を下ろし振幅を測ります(図4参照)。
図4 垂線
これは90μVですね。つまりこのデルタ波は周波数3Hz、振幅90μVの波と言えるわけです。このようにスケールを使って、周波数と振幅を計測していくわけです。簡単でしょ?
続きはこちらで↓↓
まずスケールを見てください。左側に数字、横に四角いマス目のある図がたくさん載っていると思います。これを波に当てはめて周波数を測ります。まずは次の図2のデルタ波の所を見てみてください。
図2 デルタ波
デルタ波の波と波の間が3と書かれたマスに入っていると思います。つまりこの波は3Hzとなるわけです。ちょうど波の谷と谷のところにマス目がくるように測ってください。以下おおまかな目安を記載しておきます
デルタ波 1~3Hz
シータ波 4~7Hz
アルファ波 8~13Hz
ベータ波 14~30Hz
ちなみにデルタ波とシータ波を合わせて徐波といいます。要するにどちらもゆっくりな波ということですね。そして14Hz以上の波を速波といいます。なのでベータ波は速波になります。
次に振幅を測りましょう。スケールの右上に定規のマス目のようなものが書かれていると思います。単位はμVです。同様にデルタ波で振幅をチェックしましょう。ただし、ここで注意点があります。脳波では谷と谷が必ずしもフラットになるとは限りません。そこでまずは谷と谷を線で結びましょう(図3参照)。
図3 下線
そして頂点から垂線を下ろし振幅を測ります(図4参照)。
図4 垂線
これは90μVですね。つまりこのデルタ波は周波数3Hz、振幅90μVの波と言えるわけです。このようにスケールを使って、周波数と振幅を計測していくわけです。簡単でしょ?
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一応先に私がおススメする参考書を教えておきます。この本は余計なものを一切排除し、とにかく2時間で所見が書けるように書かれたものです。そのため、体系的に知りたい、網羅的に知りたいという読者のために私が良いと思った参考書を先に挙げておきます。ガッツのある人はこちらで学んでも良いと思います。
まずは定番
①脳波判読step by step 入門編 [単行本]
こちらは基礎から応用まで練習問題をこなしながら学んでいくというものです。入門編だけでかなりの情報量となります。ちなみに私はこの本を1日2時間、2カ月かけて読破しましたが、相当根性がないと難しいです。
次に隠れた名作
②新版 脳波の旅への誘い 第2版 ‐楽しく学べるわかりやすい脳波入門‐ [単行本(ソフトカバー)]
この本は4時間ほどで脳波全体を理解するのに適しています。脳波に抵抗がある人や、まるっきりの初心者がまず最初に読むのには良いでしょう。基礎から応用まで一気に学べます。
どちらも良い本ですが、①は相当時間がかかること、②は実践的ではないことなどのデメリットがあげられます。
まずは定番
①脳波判読step by step 入門編 [単行本]
こちらは基礎から応用まで練習問題をこなしながら学んでいくというものです。入門編だけでかなりの情報量となります。ちなみに私はこの本を1日2時間、2カ月かけて読破しましたが、相当根性がないと難しいです。
次に隠れた名作
②新版 脳波の旅への誘い 第2版 ‐楽しく学べるわかりやすい脳波入門‐ [単行本(ソフトカバー)]
この本は4時間ほどで脳波全体を理解するのに適しています。脳波に抵抗がある人や、まるっきりの初心者がまず最初に読むのには良いでしょう。基礎から応用まで一気に学べます。
どちらも良い本ですが、①は相当時間がかかること、②は実践的ではないことなどのデメリットがあげられます。